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１ 高齢者になると賃貸が借りにくい 何歳から賃貸が借りにくいか
２ おひとり様はどんな賃貸を借りるべきか
気楽なおひとり様のオグラです。
いまは健康で趣味や遊びに忙しくしていますが、ひとりで歳を取っていく将来の不安もあります。
１ 高齢者になると賃貸が借りにくい 何歳から賃貸が借りにくいか
高齢者は賃貸住宅を借りにくくなると言われますが、ずばり何歳から借りにくくなるのでしょう？
「６０代から」です。
何故借りにくいのでしょうか。
近年の傾向として、大家さんは家賃保証会社を通じて賃料を受け取るケースが多くなっています。
６０代になると家賃保証会社の審査が通りにくくなるのです。
家賃保証会社を付けない場合は大家さんの独自の審査となりますが、大家さんとしては安定した収入のある方を優先的に入居させたいと考えるでしょう。
この先ずっと賃貸住宅に居住をする予定であれば、定職のあるうちに終の棲家となる住宅に早めに移っておくことが良いと思います。
高齢者になったからといって追いだされることはほぼありません。
賃借人は法律で守られており、大家さんから賃借人に退去を申し出る場合は「正当事由」というものが必要だからです。
ボロボロで使えない程の老朽化が進んで取壊しをしなければならないとか、高齢の親を引き取るためにどうしても貸家を使いたいとか、そのような場合でも退去してもらうには賃貸人に立退料を払わなくてならないため、簡単に「出でいって！」とは言えないのです。
高齢者の公営の住宅への転居の現状
単身の高齢者が公営の住宅へ転居を希望しても、名古屋市の場合を例にとると倍率が１０倍にもなります。
生活に利便な市中心部は人気が高く百倍を超えることも。年金暮らしになってからでは遅いのです。
２ おひとり様はどんな物件を借りたらよいか
いまは元気で働いていても、高齢者になればいろんなことが変わってきます。
私の母をみていると買い物した荷物を持って階段をあがるのも苦労します。
車にも乗れなくなり、家の中でつまづいたり、食事の支度も億劫になってきます。
- エレベーターがある住宅
- 1階の住宅
- 駅やバス停の近く
- 歩いて買い物ができる
- 役場の近く（コミュニティがある場所）
- バリアフリーの住宅
高齢者専用賃貸住宅という選択もありますが、まだ元気な６０代では考えられないですよね。
ただし、高齢者専用賃貸住宅は一般的に初期費用が高く、住宅によりますがいざ入居しようとすると数十万円から数百万円、高級物件は数千万円かかる場合がありますので、入居を考えている場合はその資金を貯めておく必要があります。
東海リバティ株式会社 小椋由美子
宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、MBA（経営管理学修士）
二級建築士、インテリアコーディネーター
名古屋市東区泉３－２３－２０ グランエスポワール泉２０１
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